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2025年02月07日(金曜日)
茨城空港あり方検討会 誘導路増設など素案
茨城空港の将来ビジョンについて話し合う有識者らによる検討会の第3回会合が、2月5日、茨城県庁で開かれました。官民共用の茨城空港は、昨年度(2023)、1時間あたりの着陸制限が緩和されたことから、県は路線の拡大やターミナルの強化など6項目の素案を示しました。
県が示した素案は、2本目の取り付け誘導路を新設し、1時間あたり8便の離着陸が必要な場合には平行誘導路を整備し、アジアだけではなくヨーロッパやアメリカを加えることなどをあげています。また、駐車場の立体化や一部有料化、ターミナルビルや駐機場の拡張、ビジネスジェットの受け入れ強化、省電力化なども盛り込んでいます。有識者からは、基本的には賛同するとされたものの、近隣の騒音に関する配慮や運転手不足も踏まえたライドシェアなどの提案もありました。
検討会は、3月下旬に予定している第4回の会合で将来ビジョンをまとめ、県に提出することにしています。