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2025年02月07日(金曜日)

県立取手第一高校で放射性物質が発見され 人体や環境への影響はなし

茨城県教育委員会は2月5日、県立取手第一高校の化学準備室薬品庫で放射性物質が入った瓶容器が発見されたと発表しました。容器周囲の放射線量を測定した結果周囲への汚染はなく、人体や環境への影響はないということです。

県教育委員会によりますと、発見されたのは「酢酸ウラニル亜鉛」という放射性物質の瓶1本で、去年(2024年)年末に理科薬品の廃棄手続きを進める過程で廃棄業者が指摘し発覚しました。これまでのところ、購入時期や使用実態は不明だということです。放射性物質を保管するためには原子力規制委員会の許可が必要で、取手一高は許可を受けておらず廃棄することもできないので現在必要な手続きをしているということです。また、取手一高以外の県立学校119校を対象に、管理にあたり原子力規制委員会の許可を必要とする放射性物質の保有状況を実施したところ、すべての学校において「保有していない」との回答だったということです。

茨城県教育委員会は「すべての県立学校において、保管薬品の把握や管理を徹底するように引き続き指導してまいります」とコメントしています。

(写真はすべて茨城県提供)

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