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2025年02月05日(水曜日)
倒産 1月は件数、総額が前年比25%増
茨城県内の1月の倒産は、件数、総額とも前の年の同じ月にくらべおよそ25%増えていることが、帝国データバンク水戸支店のまとめでわかりました。それによりますと、1月の倒産は10件、負債総額は12億3400万円でした。ともに、およそ25%増加となっています。負債額10億円以上の大型倒産はありませんが、茨城県内の倒産は、件数は5か月連続で前の年の同じ月を上回り、負債総額は、6か月連続で10億円を超えています。
帝国データバンクは、新型コロナ禍の資金繰り支援、いわゆるゼロゼロ融資に頼っていた企業の資金繰りの悪化が避けられない状況などと現状を分析しています。今後も、原材料価格やエネルギー価格の高騰、人件費の上昇が続くとみられ、金利上昇による資金調達コストの増加も懸念されています。このため、収益改善が進まなかったり、過剰な債務を抱える企業が淘汰されたりする恐れがあると指摘しています。年間で、倒産が160件を超える可能性にも言及しました。