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2025年02月03日(月曜日)

ひたちBRT、2月3日からレベル4の自動運転 2日は現地で出発式

日立市のバス高速輸送システム「ひたちBRT」は2月3日から全国の中型バスとして初めて運転手を必要としてない自動運転「レベル4」での営業運行を始めました。現地では2日、関係者が集まって出発式が開かれました。出発式には、システムを開発した国や研究機関、バス会社、地区の代表など関係者およそ100人が参加しました。

茨城県選出の参議院議員で、経済産業省政務官の加藤明良さんは「交通弱者への利便性向上など社会の構造転換への出発点になる」と訴えました。

日立市の小川春樹市長はデジタル技術の活用で時代の変化に対応するとの考えを示しました。

特定の条件の下で運転のすべてを自動運転とする「レベル4」の対象区間は、南部図書館と河原子の間の専用道6・1キロで、区間全体の7割にあたります。残りの2・6キロ区間は部分的に運転が自動化される「レベル2」であるため乗務員がバスに乗っています。開発チームは、残りの区間でも運転手を必要としない「レベル4」での営業運行を目指すとしています。

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