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2025年01月30日(木曜日)
去年発生の「オレオレ詐欺」おととしの2倍 10億6700万円の被害額 茨城県警
去年(2024年)1年間に、茨城県内で発生したニセ電話詐欺は前の年と比べ、件数は224件とわずかに減ったものの、被害額はおよそ10億7000万円に上り、2倍に増えていたことが茨城県警のまとめでわかりました。
茨城県警によりますと、親族や警察官、弁護士などを装い金銭を騙し取る「オレオレ詐欺」が全体の4割を占めていました。金銭を要求する名目としては、「逮捕を免れる」や「トラブルの解決方法を調査する代金」が9割に上っていました。また、自宅の固定電話にかかってくることへの対策が進んだ結果、最近はスマートフォンにかかってくる事例が増えています。おととしは1件もなかったものが去年は37件と、急増の傾向にあるということです。
ニセ電話詐欺以外では、SNSで投資話を持ち掛け金銭を騙し取る「投資詐欺」と恋愛感情を抱かせて金銭を騙し取る「ロマンス詐欺」の被害が、合わせて28億円に上り、件数では、おととしより5割増えていました。
県警では、詐欺グループの手口を県民に周知するなど、被害の未然防止と検挙の両面から対策を進める方針です。