ニュース

2025年01月17日(金曜日)

サクラの都市作り 日立「花樹の会」解散

「日本一のサクラの都市作り」を目指して活動してきた日立市の市民団体「花樹の会」が去年12月末に解散し、32年間の活動に終止符を打ちました。会員の高齢化と後継者不足が理由ということです。

日立市によりますと、「花樹の会」は1993年に設立され、植樹や病気になった枝の切除などの活動を続けてきました。サクラの植樹は3000本に及びました。この間、日立市内にある桜1万4000本の実態調査、「日立紅寒桜」の農林水産省品種登録への貢献、全国さくらシンポジウムの開催などに力を尽くしました。「花樹の会」では平均年齢が80才を超えて高齢化が進み、会員も15人に減ったため活動の継続が難しいと判断しました。

会長を務めた金子日出夫さん84才は「次の世代に繋げていく仕組み作りが実りつつある」と次の世代への願いを語りました。

新着記事一覧