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2025年01月15日(水曜日)
鉾田市内の地下水で有機フッ素化合物目標超
発がん性が指摘される有機フッ素化合物PFOSとPFORが全国で検出されている問題で、鉾田市内の民家4か所の井戸で最大で暫定目標値の15倍のPFOSとPFORが検出されたことが判りました。これは、茨城県環境対策課が1月14日発表したものです。健康被害は報告されていないということです。
茨城県によりますと、県と鉾田市が12月24日に合同で調査を行ったところ、鉾田川流域の徳宿地内などにある飲み水用の井戸など4か所で、最大で暫定目標値のおよそ15倍にあたる770ナノグラムのPFOSとPFORが検出されたということです。4か所はいずれも個人の家の井戸で、県と市は対象の世帯に対し、水道水への切り替えを指導しました。また、目標値を越えた井戸周辺の半径500メートルの252世帯に対しては追加で水質調査することにしています。原因について、県では、周辺にPFOSとPFORを出す工場など施設が特定されておらず、詳細は調査中としています。
鉾田川では、2022年度と2023年度に基準の1・4倍から2倍のPFOSとPFORが検出され、飲み水用の井戸を調べていました。