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2025年01月09日(木曜日)

茨城県の倒産件数 2024年は154件 前年比14%増

茨城県で去年(2024年)1年間に倒産した件数は新型コロナへの対応で行われた融資の返済が負担となり、資金繰りに行き詰った小規模企業の増加などで11年ぶりに150件を超えたことが帝国データバンク水戸支店のまとめで判りました。

それによりますと、茨城県内の去年1年間の倒産件数は154件で、前の年(2023年)に比べ、14%増えました。1年間の倒産件数が150件を超えたのは、2013年以来11年ぶりです。2020年からのコロナ禍で、無利子で借りた「ゼロゼロ融資」を返済できなかったり原材料やエネルギー価格の高騰、円安、人手不足による収入の減少などで倒産の増加につながったということです。

帝国データバンク水戸支店では、今年(2025年)の見通しについて、原材料やエネルギー価格の高騰・高止まりが続くほか、個人消費を支える賃上げが、業績の回復が遅れている中小企業には大きな負担となる恐れがあり、人手不足を背景とした倒産の増加が懸念されるということです。

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