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2024年12月23日(月曜日)
プロ・インラインスケーターの3人に賞金 境町 世界大会で優勝など
インラインスケートの世界大会「ワールド・スケート・ゲームズ」で、2人が優勝、1人が3位になった、プロ・インラインスケーターの3人が、活動拠点の境町から賞金が贈られました。賞金が贈られたのは、安床武士選手、明賀芽泉選手、宮尾佳帆選手です。
インラインスケートは、車輪の付いたスケート靴で勢いよく滑り、背丈を超える障害物や滑走が困難な構造物に挑んでいく競技です。3人は、イタリアで今年9月に開催されたインラインスケートの世界一を決める大会に出場し、安床選手が男子クラス、宮尾選手が女子クラスでそれぞれ優勝し、明賀選手も女子クラスで3位になりました。賞金は、境町の英語教育に関心が高く、英語講師を派遣する事業を展開する英語研修会社「アチーブゴール」の渥美修一郎社長が、境町を応援したいと、賞金の支出を提案しました。境町役場で12月12日、賞金の授与式があり、橋本正裕町長は「今後もワールドカップなどさまざまな大会がある。境町を代表する選手として活躍してほしい」、渥美社長も「次の試合もがんばって」とエールを送りました。
3人が練習拠点とする「境町アーバンスポーツパーク」は、ほかに17人の選手が練習に使う、日本で唯一BMXの世界大会も開催可能なパークです。
安床選手は20年にわたってハーフパイプ種目での世界チャンピオンで、現在は境町の地域おこし協力隊員です。明賀選手は去年5月、フランスの国際大会のパーク部門で最年少優勝を果たし、宮尾選手は13歳で全日本選手権のプロの部で優勝した、いずれもインラインスケートの実力者です。