ニュース
2024年12月20日(金曜日)
石岡市長に辞職勧告決議案 賛成多数で可決
石岡市議会は、12月20日、谷島洋司市長に対し、「まちづくりのビジョンを決定的に欠いている」として、辞職勧告決議案を賛成多数で可決しました。決議に法的拘束力はありません。採決では、公明党と共産党が退席し、一部市議が賛成に回りました。谷島氏は2020年4月に初当選し、今年4月に再選されています。市長は市議会に対し、辞職の可否に言及しませんでした。
決議などによりますと、2030年度の開設を目指してきた「新複合施設」の建設場所が紆余曲折したことや、公立病院の建設がとん挫したことなど、各施策の対応が迷走を続けていると指摘、「そのリーダーシップを疑問視している」としています。「新複合施設」の建設場所については、市議会が「駅東地区」への建設に反対し、市の審議会は「駅東地区」にするのが妥当と最終答申していて、谷島市長は審議会の答申と、市議会との板挟みになった格好が続いてきました。10月の記者会見では「市議会が反対なので、市議会と話をしていく」としていましたが、議員によりますと、市長は市議会への説明もなく、外部に対し「駅東」以外の「西口」への建設に言及するなど、現在も迷走を続けているということです。