ニュース

2024年12月16日(月曜日)

合成燃料製造の新設備を開発 産総研、 実用化推進に寄与

ガソリンなどに代わる燃料として注目されている「合成燃料」について、つくば市の産業技術総合研究所・産総研が、同じ施設の中で、二酸化炭素=CO2と水などの原料から「合成燃料」を一貫製造できる新しい設備を開発することに成功しました。

脱炭素社会の実現に向け、ジェット機や自動車など、様々な運輸業などで使える燃料の製造を目指します。水と二酸化炭素から水素と一酸化炭素=COの合成ガスを作る装置と、その合成ガスから液体燃料を製造する設備を組み合わせました。分解から合成まで一貫して製造するため、これまでより効率が高いということです。ちなみに、最大で毎時、200ミリリットルの液体合成燃料を生産できるということです。「合成燃料」の生産効率を高め、コストを軽減するためには、水素と一酸化炭素の生成効率を高めることが求められます。新設備は、コストの軽減が期待されています。

新着記事一覧