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2024年12月09日(月曜日)
県立医療大学・任意団体の事業資金を 男性職員が193万円を私的利用
茨城県立医療大学の事務局次長を務めていた男性職員が大学内の任意団体の預金口座からおよそ190万円を私的に流用していたとして、茨城県は12月9日、土木部住宅課の副参事で、60代の男性職員を懲戒免職処分にしたと発表しました。
県によりますと、男性職員は県立医療大学の事務局次長を務めていた2020年6月から、別の部署に異動したあとの2022年の2月にかけて、県立医療大学の20周年記念事業準備委員会の銀行口座から12回にわたり、合わせて193万7000円を引き出していました。引き出した金は、住宅ローンの返済などにあてていたということです。今年9月になって、20周年記念事業用の銀行口座の通帳が所在不明になっている事が判り、男性職員に聞き取りを行いました。職員は10月11日に、引き出した193万7千円と同じ額を口座に入金し、通帳を返却しました。職員は「早めに戻す予定だったが、失念していた」と私的利用を認めているという事です。
県は再発防止策として、改めて県が事務局を務める団体の通帳の管理状況を確認しています。また、県立医療大学の件については業務上横領などで刑事告訴を行う方向で、警察と相談しているということです。