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2024年11月19日(火曜日)

出題ミスで、茨城県立医療大学長が懲戒処分

去年(2023年)11月に実施した茨城県立医療大学学校推薦入試の出題ミスで、580万円あまりの損害を生じさせるなどしたとして、茨城県は、11月19日、県立医療大学の当時の副学長だった阿部慎司学長64才に減給10分の1、2か月の懲戒処分を科したと発表しました。

県保健医療部などによりますと、去年11月に実施した保健医療学部の学校推薦入試では、5人が一時不合格となり、今年度(2024年度)に入ってから出題ミスが発覚しました。このため、採点をやりなおし、5人に対して、追加合格としたうえで、すでに他の大学に支払った受験料や入学金、授業料などあわせて581万円を賠償していました。それでも、県立医療大学へ入学しなかった人もいるということです。

県では、責任者で当時副学長だった阿部学長に懲戒処分を科したほか、問題の作成や確認を担当した男女あわせて5人の教員を訓告などの処分としました。

19日記者会見した河野豊副学長らは、学外の学識経験者による「検討委員会」と学内の「問題精選委員会」を立ち上げ、問題文と回答の整合性の確認や問題作成に関与しない教員によるチェックなど2024年度以降の入試に向けた再発防止策を説明しました。

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