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2024年11月05日(火曜日)
秋の褒章 茨城県内で1団体と18人が受章
長年にわたって業務に精励した人や学術・スポーツなどの分野で優れた業績を挙げた人などに贈られる「秋の褒章」の受章者がきょう(2日)発表され、茨城県内では1つの団体と18人が受章しました。
このうち、社会奉仕活動などに尽くした人や団体に贈られる「緑綬褒章」では、ひたちなか市の点訳サークル「ともしび」が受章しました。「ともしび」は45年以上にわたって、広報誌を点訳したりボランティアの育成に努めたりしており、茨城県立点字図書館では、いまも、年間30冊の図書を点訳しています。代表の沼田幸枝さん66才は「派手ではないが、先輩らと共に築いてきた活動を認めていただいて嬉しい。日本語が変化し、横文字や省略語などをどう伝えるか頭を悩ませるが、今後は、若い人にも興味を持って貰うため社会福祉協議会と協力して、点訳を学校や地域に広めたい」と話しました。
長年業務に精励してきた人などに贈られる「黄綬褒章」には、高度な溶接で「現代の名工」にも選ばれ、最近は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で溶けだした核燃料を取り出す装置を格納する容器の製作を指導したひたちなか市の小泉英雄さん83歳ら7人が受章しました。
このほか、茨城県の関係者ではパリ・オリンピックで金メダルを獲得した柔道の永瀬貴規さん31才とフェンシングの永野雄大さん26才にも「紫綬褒章」が贈られました。