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2024年10月30日(水曜日)
ニセ電話詐欺 男性が1億2500万円被害 境町の女性も2853万円被害
警察官を名乗る男などから「あなた名義の携帯電話から不正なメールが送られている」などと言われ、守谷市に住む60代の男性が、現金1億2514万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件が発生しました。茨城県警によりますと、今年7月26日、電話会社の職員を名乗る男から、「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている」 「警察につなぐ必要がある」などと連絡があり、その後、岡山県警の警察官や検察庁の検察官を名乗る男から、通話アプリ・スカイプを介して、供述調書のようなものを見せられ、「あなたの口座の全てのお金が犯罪にかかわっている可能性があるため、指定の口座に送って欲しい」「疑いがなくなれば返金する」といわれ、男性は17回にわけて、現金1億2514万円を口座に振り込んだという事です。
また、境町の67歳の女性は総務省の職員や警察官を乗る男らのうその電話を信じて、現金2853万円をだまし取られました。警察によりますと、10月17日、女性宅の固定電話に音声ガイダンスで「総務省です。通信機器をすべて停止する処置をとります」などと連絡がありました。女性が音声ガイダンスに従ってボタンを押すと、総務省の職員と名乗る男につながり、さらに警察官を名乗る男に代わりました。女性は男の指示でSNSのアカウントを取得し、現在の口座の凍結解除を理由に新たな口座に振り込みを指示され、5回にわたって合わせて現金2853万円を振り込んでしまったとことです。