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2024年10月04日(金曜日)
つくば市議会 市長の退職金 ネット投票条例案可決 11月1日から実施へ
2期目の任期満了を迎えるつくば市の五十嵐立青市長の退職金の額を、市民がインターネットによる投票で決める条例案が10月4日市議会で可決され、11月1日に始まることになりました。15歳以上の市民がスマホのアプリなどから投票できることになります。
このインターネット投票では、行政運営を100点満点で評価し、その平均点を退職金に反映させます。
9月の総務文教委員会は「公平性に欠ける」などの理由で否決しましたが、4日の本会議で改めて採決し、議員28人の賛否が同数だったため、賛成の立場の五頭泰誠議長が判断しました。条例案は可決されました。
つくば市は、公職選挙のインターネット投票の実現に向け、仕組みの構築を進めています。「市長の退職金」は、つくば市の情報発信アプリ「つくスマ」などで投票でき、投票期間は11月1日から11日まで。15歳以上の市民が対象です。対象となる市民は市政運営を0点から100点まで10点刻みで評価し、評価の平均点から退職金の額を算出します。0点と点となった場合は、法律上0円にはできないため、最低金額の22円です。100点であれば満額のおよそ2000万円になります。市長の退職金額を市民がネット投票で決める取り組みの導入は、全国初の試みだということです。