相次ぐSNS型ロマンス詐欺 　マッチングアプリなども窓口に

茨城町に住む60代の男性が、フェイスブックを通じて知り合った女性から投資に誘われ、現金110万円を騙し取られるSNS型ロマンス詐欺事件が発生しました。ひたちなか市でも先日、マッチングアプリを通じて暗号資産、時価およそ1090万円を騙し取られる詐欺事件が発生しており、警察は注意を呼びかけています。

石岡警察署によりますと、茨城町の男性は今年7月、SNSを通して知り合った台湾出身で、東京都内に住む30代の女性を名乗る人物とラインで連絡を取り始めました。そして、女性から「私たちが出会う確率は一千万分の1です」などと言われ、好意を抱くようになりました。その後、女性は「姉はプロの金融アナリスト」などと言って信用させ、投資を勧めました。男性はSNSの投資サイトで利益が出ているように表示されていたため指定された口座に2回に分け、110万円を振り込んだということです。男性が、利益を引き出す際に、100万円ほどの手数料を要求された事から怪しく思い、事件が発覚しました。

警察では、SNSで好意を寄せてくる人物から金銭を要求された場合は詐欺を疑ってほしいと注意を呼びかけています。