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2024年09月26日(木曜日)
現職に新人が挑む構図に 衆院茨城7区
次の衆議院議員選挙で茨城7区は、自民党現職の永岡桂子氏に対し、建設大臣などを務めた中村喜四郎衆議院議員の長男で、県議会議員の中村勇太氏が挑む構図となりそうです。
元文部科学大臣で、自民党現職の永岡氏は9月18日に記者会見し、立候補することを表明しています。永岡氏は具体的な政策として、奨学金制度の充実や、ひとり親家庭の支援の充実に取り組む考えを示しました。前回選挙で支援を受けた公明党との関係も良好、と述べました。
一方、政界引退を表明した立憲民主党の中村喜四郎衆議院議員の長男で、県議の中村勇太氏は9月26日古河市内で記者会見し、無所属で立候補すると表明しました。勇太氏は、「努力する世襲」を打ち出し、所属政党については「2の次」と述べましたが、自らを「野党系無所属」と位置づけ、内閣人事局や特定機密保護法の廃止などを訴えることを明らかにしました。また、中村喜四郎氏の後援会「喜友会」を「そのまま引き継ぐことはない」と話しています。
衆院選の茨城7区は、過去5回を比例で復活当選した自民党の永岡氏と、自民と無所属で14回当選し、前回は立憲民主党から立候補し、比例で復活当選した中村喜四郎氏が競り合う、激しい選挙戦が続いてきました。新人では中村氏のほかに、共産や維新なども立候補を模索していて、激しい選挙戦が予想されています。