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2024年09月10日(火曜日)
常総水害発生9年 決壊現場に献花と黙とう
常総市で鬼怒川の堤防が決壊した豪雨災害の発生から9月10日で丸9年となり、決壊現場では住民らが、献花台に花を手向けて犠牲者を追悼しました。
常総市上三坂地区にある堤防の決壊現場には常総市などの関係者や住民らおよそ30人が集まり、鬼怒川が決壊した時刻に近い午後0時20分すぎから黙祷を捧げました。
9年前の関東・東北豪雨に伴う鬼怒川の水害で、常総市では2人が死亡、13人が災害関連死と認定されました。
追悼行事のあと、神達岳志市長は「9月10日は常総市防災の日、防災減災を進めるべく決意を新たにする日です。災害の激甚化、頻発化のなかで台風水害だけではなく一秒先がわからない地震も予算を含め耐震補強にも力を入れる」と話しました。上三坂地区の区長、中島光一さん74才は「まさか決壊するとは思わなかった。教訓は、早めの避難」と話します。
追悼式への参加者は、災害の教訓を胸に刻み、防災・減災への誓いを新たにしていました。