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2024年09月06日(金曜日)
土浦保健所管内で11人の結核集団感染
土浦保健所管内の宿泊を伴う入所型介護老人保健施設で、11人が結核に集団感染していたことがわかりました。
茨城県感染症対策課によりますと、ひどい咳を訴えた入所者の80代の女性が救急搬送され、3月1日に肺結核と診断されました。このため、ほかの入所者や職員に、健康観察や遺伝子検査などを進めた結果、発病した入所者2人から遺伝子の型が同じ結核菌が検出されたということです。集団感染した11人の内訳は、70代から90代の入所者5人と介護士と看護師あわせて6人です。一時、入所者5人が入院し2人が隔離されていました。いまのところ、他に感染する恐れはなく重症者はいないということです。
県感染症対策課では「結核は潜伏期間が長く、特に高齢者は、免疫力や身体機能が低下し症状に現れないことがある」とし、「元気がない・食欲がないなどに気付いたら早めに医療機関の受診を」などと訴えました。