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2024年09月06日(金曜日)
ラーケーション、茨城県内で特別支援学校も開始
子どもが平日に、家族と体験活動などをすることで学びを深めてもらう「ラーケーション」。茨城県内では、2学期が始まった9月から、県立の特別支援学校でも導入されました。対象は、幼稚部があるところを含めた23校です。
「ラーケーション」は、学習を意味する「ラーニング」と休暇を意味する「バケーション」を組み合わせた造語で、事前に学校へ申請すれば、年間5日まで取得できます。茨城県内では、2024年4月から、県立高校と30以上の市町村の小中学校などで導入されています。
県教育庁のまとめでは、1学期は、8000人から9000人が被災地ボランティアや裁判の傍聴、農業体験などに充て、欠席を気にすることなく、じっくり将来に繋げる社会勉強が出来るなどの感想が出ました。県教育庁では、これらの好感触をもとに、特別支援学校でも導入することにしました。一方で、一般学校にくらべ県立の特別支援学校での導入の遅れや、ラーケーションの現場で、体が不自由な生徒・児童への対応準備が進まないなど課題も指摘されました。