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2024年09月02日(月曜日)
「土のう」より早く設置 「水のう」使って訓練 水害に備え 龍ケ崎
巨大「水のう」を使った防災訓練が、龍ケ崎市役所で行われ、市役所の職員や地域の消防団員が参加しました。
「水のう」は水を入れて膨らませた袋で、水流をせき止める効果があり、大雨の際に住宅地などへの浸水を防ぐために利用されます。「土のう」よりも素早く設置できる利点があります。
8月25日に行われた訓練では、大規模水害に備え直径48センチ、長さ15メートルの細長い「水のう」が使われました。3本束ねた「水のう」に、消防車からポンプで水を送り込むと「水のう」は膨らんで壁ができました。
国土交通省によりますと、巨大「水のう」を使った防災の取り組みは全国で進められていますが、龍ケ崎市では初めてで、今後の災害対応に役立てたいとしています。
「水のう」の素材には、ポリエステルなどの化学繊維が使われており、刃物には弱いものの、水圧には十分な強度があるということです。