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2024年08月29日(木曜日)

稲敷 消防団員200人減へ  市議会に改正案 人口減と高齢化

稲敷市は、人口の減少や高齢化を考慮して消防団員の定数を削減する方針を決め、8月29日、9月の定例市議会に条例の改正案を提出すると発表しました。可決されれば、稲敷市の消防団員の定数は10月1日から、現在の1150から2割減って950になります。

稲敷市によりますと、消防団は女性消防団などを合わせ、79分団で編成されており、団員数は今年4月1日の時点で、939人です。茨城県内のほかの市町村と比べ消防団員の数は多いものの、定員に対する充足率は81・6%で減少傾向が続いています。人口の減少や少子高齢化、消防団の中心だった農業従事者、商店主の減少に歯止めがかからない状況が背景にあります。

稲敷市は、消防団員の定数を削減して実際の人数に近づける一方、引き続き若手の確保にも力を入れるということです。

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