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2024年08月27日(火曜日)
高速実験炉「常陽」の工事着工について、 知事、「近く」判断
大洗町内にある国内唯一の高速実験炉「常陽」の再稼働の必要性などについて茨城県の大井川知事は、隣接する4つの市と町から異論は出なかったとして、再稼働に必要な、安全対策工事の着工に事前了解するかどうか近く、判断する考えを示しました。
高速実験炉「常陽」は、次世代の原子炉で使用する新たな燃料や材料の開発や安全性に関する実験などを行える、国内唯一の実験炉ですが、故障をきっかけに2007年から運転を停止しています。それでも事業者である日本原子力研究開発機構が、2026年の再稼働を目指しています。原子力規制委員会が、去年(2023年)、原子炉等設置変更許可の申請を許可したほか茨城県原子力審議会も、8月2日、文部科学省の説明による再稼働の必要性などを了承していました。