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2024年08月26日(月曜日)

東海第二原発、工期を2026年12月に延長

東海第二原子力発電所の再稼働に必要な安全対策工事の不備を踏まえ、事業主の日本原子力発電は、8月23日、水戸市内で記者会見し、9月としていた工期を2026年12月まで2年余り延長すると発表しました。この計画は原子力規制委員会に提出したとしています。

東海第二原発では、2023年6月、防潮堤の基礎部分で、コンクリート不足や鉄筋の変形など不備が見つかって工事が中断し、2024年6月、原子力規制庁から「造りなおしを含めた検討」を求められていました。その対策について、東海第二原発の澤田義明・土木建築室長は「コンクリートを残すので安全性が上がる。原子力規制庁で近々審査を受ける」などと語りました。工期延長の説明が先延ばしとなり行政の批判が相次いだことには「心配をかけたが、全容調査が大変だった。原子力規制庁などへ誠心誠意対応した」とし、さらに2350億円を見込む工事費は変更しない点などについて状況説明会や全戸訪問で丁寧に伝え、安全第一で工事を進めると語りました。

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