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2024年08月19日(月曜日)
筑波大学 財務基盤の強化へ 三井住友FGと協定締結
つくば市の筑波大学と三井住友フィナンシャルグループが、筑波大学の財政基盤強化やシステム開発、人材育成などの分野で包括的な連携協定を締結しました。
大学経営に必要な外部資金の獲得、資産の有効活用などで三井住友フィナンシャルグループの知見やノウハウを活用します。大学の業務のデジタルトランスフォーメーションでも連携し、学内のキャッシュレス化を進めます。スタートアップ育成などのほか、国の交付金が減額される中で、大学の財務基盤の強化にも取り組みます。その上で、今回の連携が先進モデルとなることを目指し、全国にある他の大学への展開も図っていきたいとしています。三井住友銀行は、女子バスケットボール部が来年からバスケ女子トップリーグの「Wリーグ」に加入することになっていて、スポーツ分野に力を入れています。
一方、筑波大もスポーツで多くの実績があります。連携で大学スポーツや企業スポーツの振興を進めます。このほか、引退するアスリートの第2の人生「セカンドキャリア」を支援するプログラムも開発します。引退後の生活を支えるアスリートの知識の習得で協力をしていく考えです。児童生徒が障害の有無に関係なく同じ学級で学ぶ仕組み「インクルーシブ教育」でも連携します。筑波大学は5つの付属特別支援学校を持ちます。ダイバーシティ・多様性を重視する三井住友フィナンシャルグループと共同で新しい教育プログラムを開発します。