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2024年08月19日(月曜日)

氾濫情報を迅速に発表へ 久慈川・那珂川  浸水を検知するセンサー説明 水戸市

毎年、台風などで内水氾濫などの被害が発生していることを受け、国土交通省常陸河川国道事務所と水戸地方気象台が、水戸市で、久慈川・那珂川洪水予報業務に関する説明会を開き、河川事務所は、浸水をいち早く検知できる「センサー」を、今年度から設置していると説明しました。

氾濫の可能性がある場所を目視で確認しなくても、河川の越水や堤防の決壊を感知する「越水・決壊検知センサー」と併用し、迅速に氾濫発生情報を発表できるようになるということです。また、気象台は、事前に大雨などの警戒・注意を呼びかける気象情報の中で発表する24時間の降水量・降雪量の予想や、2日先の風・波の予想について、これまで「24時間予想雨量100から150ミリ」などと幅を持たせた表現を使っていましたが、「幅のない表現」に変更したことを紹介しました。気象台は、幅を持たせた表現による予想を2019年から始め、予想の誤差を考慮し「予報の不確実性」を伝えていました。ただ一方で、幅を持たせた表現をすると問題がありました。気象台では、降水量や降雪量、風速や波の高さについて「幅のない表現」に変更して、最も確からしい量的な予想をより伝えやすくする、としています。

説明会には、インフラ関連企業や県、報道機関などの40人が現地やオンラインで参加し、災害時に正確な情報を素早く発信し被害軽減につなげられるよう、関係機関が共通認識を深めました。

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