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2024年08月07日(水曜日)

「オンデマンド型移動投票」実証実験 障がい者「選択肢が広がるのはよいこと」

つくば市では「オンデマンド型移動期日前投票」の市内全域での実証実験が8月7日も続き、体に重い障がいのある住民が模擬投票後、「選択肢が増えることはよいこと」などと話しました。

7日は、40年ほど前に住宅団地として開発された森の里地区で実証実験が行われました。

ワゴン車を止めるスペースがない家から別の車で少し離れたバスの回転場所に送迎されて模擬投票に参加した、体に重い障がいのある住民は、模擬投票前に、市の選管の職員から説明を受けました。

外傷による下肢障害で車いすを使って暮らす、森の里地区の金栗聡さん・56歳は介助を受けながら1票を投じました。郵便投票は、投票所に行けない人が自宅で投票用紙に記入し専用封筒で選管へ送る制度ですが、利用者は減少傾向で、国に対象拡大の要望が出ているものの、見送られています。

選挙のバリアフリー化に向け、オンデマンド型期日前投票という取り組みによる配慮に、障がいのある住民からは期待の声が寄せられていました。

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