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2024年08月06日(火曜日)

市内全域で つくば市 オンデマンド移動投票 実証実験 8月6日から4日間実施

この秋の市長選と市議選で、投票所までの移動手段がない、移動が困難な人たちを対象にした「オンデマンド型移動期日前投票」の実施を目指し、つくば市は8月6日から、市内全域での実証実験をスタートさせました。1月に2つの地区で実証実験を行い、課題を洗い出してきましたが、市の選挙管理委員会から「2地区だけでの実施は公平性に欠ける」との意見が出されたため、市内全域での実証実験に踏み切りました。期間は6日から4日間です。

有権者が事前予約した日時に投票箱を搭載した車両が自宅前まで来る「オンデマンド型移動期日前投票所」を使って投票箱を搭載した車両の中で、従来の投票方式と同様に投票用紙に必要事項を記入し、投票することができます。つくば市は、市内全域の2000人の対象者にメールで案内を送りました。電子による申請で受け付け、実証実験には、37人が参加します。移動が難しく投票所に行けないという人には、ありがたい取り組みです。

病気で全身にマヒがある、つくば市洞下の18歳、五十嵐心音さんも、6日の実証実験に参加し、スタッフの介助を受け、1票を投じました。

市議会の中には、選挙の事務作業が増えるのではないかという、実施に慎重な意見も聴かれますが、五十嵐立青市長は引き続き、実施に意欲を示しています。

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