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2024年08月05日(月曜日)
楽しい理科教室 つくばみらい市 夏休みの小学校で
子どもたちの理科離れに歯止めをかけようと、つくばみらい市の伊奈東小学校で理科教室が開かれました。
つくばみらい市が「みらい土曜塾」の一環で開いたもので、7月27日は、夏休み中の小学4年から6年までの児童が参加しました。工場の排熱を特殊な吸着材にためて農家に配送し、プールやビニールハウスなど利用できる新素材「ハスクレイ」によって、余分なエネルギー消費を控えたり、廃棄物リサイクルを進めたりする取り組みが動画で紹介されました。
講師を務めた、つくばみらい市と包括連携協定を結ぶ高砂熱学工業の社員で、市内のイノベーションセンター・カーボンニュートラル事業開発部に所属する、鎌田美志さんは、子どもたちに、環境保全のさまざまな場面で使われ、性質が「ハスクレイ」に近い、「ゼオライト」という物質を利用して、湿気を吸着させる取り組みを紹介しました。エネルギー消費廃棄物のリサイクルは、土地の狭い日本では不可欠な技術で、簡単な化学処理を優れた取り組みにつなげられれば、リサイクルの価値はぐんと高まります。
つくばみらい市は、増加する子育て世帯に向けた支援策を積極的に展開していて、「みらい土曜塾」は、小学4年生から6年生を対象とした無料の取り組みです。