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2024年08月01日(木曜日)
土浦 学校プール 水止め忘れ問題 「重過失に当たるか検討」働き方改革も探る
土浦市の都和中学校で今年6月、教員がプールの水14杯分を誤って流出させた問題で、土浦市教育委員会は8月1日、担当した教員の責任について、国家賠償法の規定に基づき、重過失に当たるかどうか慎重に検討していますが、 教員個人に賠償を求めることはないとの考えを示しました。
市の教育委員会はまた、再発防止策として、学校プールの操作マニュアルにバルブについて追加するよう各学校に指示しました。学校プールの管理については、教員個人が賠償を求められるケースが全国で相次ぎ、今年も各地で同様のケースが起きています。
文部科学省は7月、「プールの管理が教師にとって過度な負担につながっている」として、特定の教員にプールの管理業務を任せきりにしないように通知を出しています。
土浦市教育委員会の入野浩美教育長は1日の記者会見で、「今回の事案は故意でなく、教員個人に賠償を求めることはない」と述べました。また、教員の負担軽減に向け、去年から、土浦市内の6つの小学校で水泳の授業を民間企業に委託する試みを始めているということです。