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2024年07月29日(月曜日)
発刊当時の広報紙求ム 市制施行70年の 龍ケ崎市 未保存で「大捜索」開始
龍ケ崎市が市制施行70周年を迎えるのに合わせ、情報発信の中核を担ってきた、市の広報紙「広報龍ケ崎」発刊当時の現物の「大捜索」を始めました。広報紙は歴史を紐解く手掛かりにもなり、過去との違いも比較できますが、1955年に発刊した第1号の一部と、第2号から第6号までの現物やデータは保存されていないということです。市が本格的な「捜索」を展開するのは初めてです。
公文書の取扱規定に基づき、過去の広報紙は市が保管していますが、1971年に規定ができる前の保管は個人の判断にゆだねられてきました。発刊当時は全戸配布でなく、地区ごとの回覧だったために数も少なく、現物の捜索を試みるも、いまだ、発見には至っていません。市はホームページで記者会見資料を公開し、情報提供を求めています。
「広報龍ケ崎」は1955年に初めて発行され、近年、サブタイトルに「りゅーほー」というネーミングを加えました。デザイン性に富んだ表紙が時代を感じさせ、これまでに934号が発行されています。ちなみに、1955年7月の「広報1号」の特集は「腸チフスの予防注射」で、1956年10月の「広報7号」では「米穀配給制度改正」が、1958年1月の「広報11号」では「龍ケ崎市のラジオ普及率県下3位」が、5月の「広報13号」は「尺貫法よ、さようなら。一斉にメートル法へ」が特集でした。