日本茅葺き文化協会 「茅葺」の保存団体に　国の文化審議会が文部大臣に答申

国の文化審議会は7月24日、「茅」の保存団体に認定されているつくば市の「日本茅葺き文化協会」を、「茅葺」の保存団体に認定するよう、文部科学大臣に答申しました。

日本茅葺き文化協会は2020年、ユネスコの無形文化遺産「伝統建築工匠の技」に登録されています。今回は、茅葺きの技能継承や修理実績などが認められました。認定されますと、保存団体には伝承者の養成や、技術を磨く事業に必要な経費が補助されます。ススキやヨシなど、植物性の材料を屋根に葺く「茅葺」は建造物の種類や地域を問わず行われてきましたが、技法は地域ごとに異なります。

答申通り保存団体として認定されますと、今後、官報の告示を経て、正式に追加指定されます。