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2024年07月23日(火曜日)

聴覚障害者支援へ 「手話マーク」など ヘルプグッズ制作 工房ふくろう 水戸

聴覚障害者へのサポートを求めやすくしようと、水戸市の聴覚障害者就労支援施設が、聴覚に障害があることを示す「耳マーク」、手話や筆談で対応できることを示す「手話マーク」と「筆談マーク」のキーホルダー、缶バッジを制作しています。

水戸市の聴覚障害者の就労支援施設「工房ふくろう」は聴覚障害者の就労支援施設です。利用者24人スタッフ8人のうち、耳が聴こえる人は3人のみで、オリジナル小物の制作をはじめ、企業から刺しゅうや梱包などの軽作業を受注し、運営しています。制作したキーホルダーや缶バッジは、「工房ふくろう」が出店する、インターネットのフリーマーケットアプリなどで販売しています。普段から身に着け、周囲に配慮を求めるヘルプマークと一緒に装着することを想定して開発されました。

制作は、図柄が印刷された用紙を缶バッジと一緒にプレス機で接着したり、ペンチを使ってキーホルダーのチェーン部分を小さな部品に接続したりしています。「手話マーク」と「筆談マーク」は全日本ろうあ連盟が著作権を有し、マークを営利目的に利用することを禁じていましたが、聴覚障害者の就労支援の目的ということが認められ、許諾を得ることができました。今後、ヘルプグッズによって、必要な援助が受けられるようになってほしいとの期待が寄せられているということです。

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