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2024年07月17日(水曜日)
つくば・農研機構 種苗メーカーと共同で 退緑黄化病に強いメロン開発
つくば市の農研機構と奈良県の種苗メーカー萩原農場の生産研究所は、7月9日、ウイルス病の退緑黄化病に強いメロンの開発に成功したと発表しました。
開発されたのはアールスメロンの一種である「アールスアポロン」で、主にハウスで温室栽培されます。ウイルス病の退緑黄化病はタバココナジラミというウイルスによって伝わる病気で、感染すると、果実の収量が減ったり糖度が低下したりするなどの影響が出ます。茨城県も含めメロンの産地では、対策が求められていました。このほど開発されたメロンの品種は、農研機構が開発した抵抗性系統と、萩原農場が保有する優良親系統をかけ合わせて生まれたもので、ウイルスにかかった場合も症状が軽いということです。
新しい品種は、収穫の時期によって4つの品種に分かれています。種子の販売は7月から始まるということです。