ホテル使用済み歯ブラシ　新たな開発で リサイクルへ　ホテル日航つくば

つくば市の「ホテル日航つくば」で5月から、使用ずみの歯ブラシを回収後、再び歯ブラシなどの製造に回す、試験的な取り組みを始めています。アサヒグループホールディングス傘下のアサヒユウアスによる「plaloopプロジェクト」の第1弾です。

ホテルのアメニティとしての歯ブラシを新たに開発し、プラスチック素材を資源として有効活用します。

すでに全設置数の4割を廃棄せずに資源化できたということです。宿泊者アンケート調査でも9割が取り組みに好意的でした。アサヒユウアスは、ホテル、福祉作業所と連携し、使用済みプラ製品の回収からプラ素材へのリサイクル、さらにこれを用いた商品開発・製造・販売の一体化を進めていて、「ホテル日航つくば」は、資源循環を促す流れに加わりました。

環境への配慮だけでなく、地域コミュニティの活性化につながる取り組みはメリットです。

アサヒユウアスは再生プラをヘアブラシの開発に展開予定ということで、すでに試作品も完成しています。ホテルの脱プラの動きの中、事業者の工夫が進んでいます。