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2024年07月12日(金曜日)
つくば市の五十嵐市長「オンデマンド型 移動投票」改めて意欲 実証実験全域実施で
つくば市の五十嵐立青市長は7月12日の記者会見で、障害のある人や高齢者にも投票の機会を確保するため、今年秋の市長選挙と市議会議員選挙で、「移動投票」を行うことに改めて意欲を示しました。このため、8月6日から9日までの3日間、市内全域で実証実験を行うことを明らかにしました。
つくば市の移動投票は、市長選と市議選、それに期日前投票の期間中、投票箱を載せた「移動投票車」が巡回して投票ができるようにするというものです。今年1月、移動投票車による模擬投票を一部地域で行ったところ、市の選挙管理委員会が公平性の観点で「市全域で実証実験を行ってからの導入でもいいのではないか」との見解を示したため、8月、全域での実証実験に踏み切ります。今回の実証実験では要介護3から5に該当する人と身体障害者などが対象で、すでに33人が申し込みをしています。つくば市は将来、今の法律では認められていないインターネットを使った投票も視野に入れています。
移動投票を導入するかどうかについて、つくば市の選管は実証実験の結果をみて9月1日にも最終判断を出す予定です。