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2024年07月10日(水曜日)

桜川市 東大大学院「子どもの睡眠」調べる 調査実施

桜川市で「子どもの睡眠」について、児童や生徒500人以上の実態調査が始まりました。「子ども睡眠健診」は、東京大学大学院医学系研究科などによる大規模な調査プロジェクトです。

桜川市では、小中学校に通う500人以上が参加し、7月2日までの1週間、腕時計型のウェアラブル端末を装着し、睡眠時間や眠りの質につながる中途覚醒の回数などを測定しました。保護者と子どもたちは後日、測定データを解析した結果を受け取ることができます。子どもの眠りの客観的な把握は難しく、桜川市では「家庭で生活習慣を振り返る助けになれば」と話します。調査プロジェクトは「子どもの成長に大きな影響を与える睡眠についての意識を高め、子どもの健やかな発育につなげる」ことが目的です。プロジェクト全体では子どもの睡眠データの解析で、睡眠障害と関連が深いとされる多くの心と体の疾患の原因解明のほか、早期発見や治療につなげたい方針です。

桜川市は、保健師による保護者向けの講話を行ったほか、子どもの睡眠衛生の向上へ、健康増進計画の策定を目指します。さらに、専門家による講演の実施も探っています。

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