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2024年07月09日(火曜日)
台湾東方沖地震の見舞金 募金のお礼
4月に発生した台湾東方沖地震で見舞金や募金による支援を受けたお礼として、台湾の学生が、茨城県庁に大井川知事を訪ね「ご支援は深く印象に残った」などと謝意を述べました。7月5日に知事を訪ねたのは、阿見町の県立医療大学へ短期留学に来ている台湾高雄医学大学の学生10人です。台湾では、今年4月に、南東部の「花蓮」を震源とするマグニチュード7・7の大地震が発生し、死者・行方不明者あわせて20人、数千人の負傷者が出ました。
台湾高雄医学大学の短期留学者を代表して放射線学科に学ぶ曾貫寧さんは、「茨城県からの支援が最も深く印象に残った。いち早く、知事のお見舞いと寄付金をいただいたほか、各自治体が募金箱を設置し、県立医療大学の学生も募金活動を進めてくれた。」などと謝意を示しました。謝意に対し、大井川知事も「2011年の東日本大震災発生時に受けた支援は決して忘れることのないもの。少しでもお役に立てたのであれば良かった」などと応じました。
知事との面会後、曾さんは、記者団から、地震発生後の影響を質問され、震源地の花蓮から直線距離で200キロ離れた大学のある高雄の状況について「徐々に回復してきた。」と話しました。今後については、「日常の心の準備、訓練が大事」などと記者団に語りました。