ニュース

2024年07月05日(金曜日)

茨城県内・認知症で行方不明は472人 98%は不明届の受理当日に所在確認

去年、茨城県内で警察に届け出があった認知症による行方不明者は473人で、そのうち死亡が確認されたのが16人だったことが茨城県警のまとめで判りました。認知症による行方不明者の数は、去年から30人ほど減少していますが、10年前に比べると、61・1%増加しています。

警察によりますと、行方不明者は男性の方が比較的多く、所在が確認された認知症の行方不明者の98・2%は携帯電話の位置情報サービスや警察などの活動により、届出が出されたその日のうちに所在が確認されたということです。スマートフォンを使った警察の防犯メールや市町村の防災行政無線をきっかけに、行方不明者が発見されるケースもあるため今後も適切な対策を進めたいとしています。

警視庁によりますと、去年、全国の警察に届け出があった認知症などが原因の行方不明者はおよそ1万9000人で、過去最多を記録しています。

新着記事一覧