ニュース
2024年07月04日(木曜日)
牛久沼でのミドリガメの異常繁殖 活用推進協議会で話題に
牛久沼の魅力向上や利活用を考える「牛久沼活用推進協議会」が7月3日開かれ、ペットとして飼われていた外来種のミシシッピアカミミガメ・別名「ミドリガメ」が牛久沼で異常繁殖し、今後、生息調査の必要性など、問題意識を共有しました。今年1月に設立された協議会は、龍ヶ崎市や牛久市など牛久沼周辺の6つの自治体と環境保全に取り組む団体などが参加しています。
外来種のミシシッピアカミミガメは、去年6月に条件付きの「特定外来生物」に指定され、輸入や野外放出などが禁じられています。3日の会合では、牛久沼漁協の出席者からハスがほぼ全滅したことが報告されました。漁協などで作る「牛久沼流域水質浄化対策協議会」はミシシッピアカミミガメの捕獲を進めてきましたが、実態は十分に把握できていません。調査や駆除の計画も現時点ではなく、協議会では、問題意識を共有し、今後の議論につなげることになりました。
また、3日は、出席者から「花火や特産物、カヌーの試乗会など牛久沼を地域の活性化に活かせないか」といった意見や「つくばみらい市に常磐道のスマートインターチェンジができるなど、 牛久沼へのアクセスが向上する。水辺に拠点を作ることで、発展していく。」など様々な意見が出ていました。