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2024年06月25日(火曜日)

つくばサイエンス高校に名誉校長の配置 ノーベル物理学賞受賞実績もある小林誠氏

茨城県教育委員会は、6月25日、つくばサイエンス高校に高エネルギー加速器研究機構の特別栄誉教授である小林誠氏を名誉校長として配置すると発表しました。名誉校長を配置するのは県内で初めてです。

小林氏はつくば市在住で、2008年にはノーベル物理学賞を受賞しました。名誉校長として、科学教育や魅力づくりに関する助言や、生徒向けの特別授業などに取り組むことにしていて、体制が整い次第就任します。

県教育委員会は、小林氏が高エネルギー加速器研究機構で高校生向けのイベントなどを担当していることから、生徒に最先端の科学技術に触れてもらうきっかけにし、教育内容の充実に努めたいとしています。また、生徒の探究的な学びをサポートする「サイエンスアドバイザー」を新たに設置し、筑波大学システム情報系教授の磯部大吾郎氏が就任します。つくばサイエンス高校の科学技術科を対象に出前授業や生徒の研究に対する助言を行います。サイエンスアドバイザーは、ロボット、情報、建築、化学生物の4つの領域で、生徒の様々な研究テーマに対応できるよう順次拡充予定だということです。

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