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2024年06月21日(金曜日)

「成田空港勤務」隣接の稲敷市からも若者を 人材確保で旅客増に対応

成田空港に拠点を置く団体や企業が、空港で働く若手人材を、隣接する稲敷市などからも確保しようと、求人作戦を展開しています。旅客増に備え人手を確保するもので、子どもたちの業界への就業意識向上を狙います。

夏には、経済団体、自治体などでつくる成田空港活用協議会などが、稲敷市内からも高校の教員らを招いて空港視察ツアーを開き、航空機の誘導、荷物の搬入などの地上業務、保安検査の現場の姿を紹介します。6月24日には、稲敷市の小学6年生の児童を対象に、成田空港発着の「遊覧飛行」を行い、JAL・日本航空が、傘下の航空会社の機体で、眼下の景色などを満喫する仕掛けを用意しました。稲敷市内で開かれるイベントでも最近は、航空業務に関するブースが多く出展され、どれも働き甲斐をアピールしています。3本目の滑走路新設など「機能強化」を控え、国際競争力の強化に対応したい考えです。

周辺地域は成田空港との「共生・共栄の存在」に変化してきました。NAA・成田国際空港会社は、持続的なサービス供給へ、空港の従業員数が将来的に7万人必要になると試算していて、茨城県内からの人手の確保も課題となります。

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