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2024年06月14日(金曜日)

原電、火災多発を東海村議会で説明 東海第二原発の老朽化は否定

東海村の東海第二原子力発電所で、昨年度1年間に電気系統の火災が5件起きたことについて、日本原子力発電は6月13日、東海村の村議会に出席し、「施設の老朽化ではないか」との指摘を否定しました。

この問題では、原電が5月、東京の本店にも防火責任者を置くなど組織風土改善への取り組みを強化することを発表していますが、地元の東海村の議会が原電に説明を求めていました。原電は議員からの質問に対し、「目視や分解などによる点検をきちんとしていれば、火災に繋がる兆候は把握できたのではないか」と意識の低さを認めました。

その一方で、「施設が老朽化しているのではないか」 との指摘に対して、原電は「ケーブルが老朽化するとは考えていない」と年数が経過したことによる老朽化を否定しました。原電では今後、電気系統の設備を再評価して更新の時期を早めるなどさらなる対策も打っていくとしています。

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