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2024年06月07日(金曜日)

子どもアドボカシー、茨城県内でも本格化へ

虐待など苦しむこどもの意見を第三者が聞き取って伝える仕組み、いわゆる「子どもアドボカシー」について、茨城県が今年10月から本格的に推進できるよう準備を進めることになりました。これは、市村美江福祉部長が、6月7日開かれた県議会一般質問で公明党の村本修司議員の質問に応えたものです。

子どもアドボカシーとは社会的擁護を必要とする子どもに対して、自分の身の振り方が決定される時に意見や考えを表明できるようにサポートすることです。子どもが気を使って本音が話せなくならないように「意見表明等支援員」がきちんと権利があることを教えた上で、やり方を一緒に考えるなど行動支援や代弁などをします。2022年児童福祉法が改正され、今年4月に施行されています。茨城県内での子どもアドボカシーの定着に向けて市村福祉部長は、児童相談所との独立性を確保した『意見表明等支援員』を育成する必要があるとしました。

なお、県議会本会議の一般質問は、土曜・休日の6月8日も開かれます。

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