起業加速へ　茨大、東京・虎ノ門に事務所

大学の研究を生かしてビジネスを創り出す、いわゆる大学発スタートアップを加速させようと、茨城大学は、6月6日、東京・虎ノ門にサテライトオフィスを開設させます。茨城大学のサテライトオフィスは虎ノ門ヒルズビジネスタワー内の国内最大級イノベーションセンター、「ケンブリッジ・イノベーションセンター・トウキョウ」、略して「CIC Tokyo」の中に開設されます。

茨城大学は、研究者が単独で経営を手掛けるのには限界があることや外部の経営者との組み合わせが重要なカギになることから開設を判断しました。オフィスでは脱炭素・カーボンニュートラルの事業創出に力を入れるということです。茨城大学　研究・産 学 官 連携機構の酒井宗寿准教授は「スタートアップ創出の実績を上げている国内の大学では、教員数に対して5％程度の大学発ベンチャーを立ち上げている。まずはそれと同等の、件数にして25件程度の起業を目標にしたい」と話しています。