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2024年05月29日(水曜日)
つくばサイエンス 来年度から普通科設置 「違いを明確にし、魅力発信したい」
欠員が出ているつくばサイエンス高校に来年度から、普通科を設置し、つくばエリアにおける普通科への進学ニーズに応えることについて、茨城県の柳橋常喜教育長は「普通科と科学技術科のカリキュラムの違いを明確にし、それぞれ魅力発信に努めたい」と話しました。
つくばサイエンス高校は、県内で初めて『科学技術科』を設置し、ロボットや情報、建築、化学生物など最新の科学を学べる高校として去年4月に開校しました。しかし、1学年240人の募集定員に対し、入学者数は、昨年度は88人、今年度は77人と大幅に欠員が発生しています。また、つくば市や守谷市などつくばエリアの中学校卒業生が増えていることや、普通科への進学ニーズが高いことなどを総合的に判断し、来年度から、1学年6クラスのうち半分の3クラスを普通科として設置することを決めました。
科学技術科は、これまで通り大学や研究機関、企業などと連携し生徒の興味関心を探究する学びを展開し、普通科は、生徒の希望に応じて全学問分野に対応可能な文理融合型の学びを目指すことにしています。