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2024年05月28日(火曜日)
茨城県、破産した新治商業協同組合の債権放棄へ
茨城県は、経営破綻した新治商業協同組合と、自己破産した千葉県柏市の株式会社スガハラに対する債権を放棄することになりました。
2022年に経営破綻した新治商業協同組合に融資していた県は、裁判所の提案を受け入れ運営母体から回収できなかったおよそ5億1811万円の債権を放棄する予定です。また、スガハラは、1992年から1993年にかけて、金属くずやコンクリート片など10トンダンプあわせて4000台分の産業廃棄物を県有地に投棄しました。撤去を代行した県が提訴した結果、最高裁判所が、2001年、株式会社スガハラにおよそ1億9500万円の支払いを命じました。しかし、株式会社スガハラは720万円近くしか返済せず、経営者が2024年2月に自己破産しました。このため、県は回収不能になったおよそ1億8800万円近くの債権を放棄することになりました。
いずれも6月4日に開会する県議会第二回定例会に議案を提出します。