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2024年05月28日(火曜日)

首長懇で、原電 新規制基準適合工事 9月工了は厳しいとの見通し

 

原子力所在地域首長懇談会による東海第二原発の現地視察が、5月27日行われ、日本原子力発電は「新しい規制基準に適合するための工事を今年9月に完了させるのは厳しい」との考えを示しました。

(写真2枚、代表撮影)

5月27日の会合で、原電は防護壁の基礎部分に700トンの鋼鉄を追加する工法の妥当性について、原子力規制委員会の審査を受けていると説明しました。そのうえで、工期については9月完了が厳しいと見通しを示しました。

首長懇談会の座長をつとめる東海村の山田修村長は、私の感想と前置きしたうえで「9月に終わるとは思えない。スケジュール、目安はっきりすべき」としました。

一方、工事が9月に完了する確率を問われた原電の坂佐井豊常務東海事業本部長は「補正方法が確立しておらず数字であらわすことは難しい。工期を変更する事態があればただちに連絡する」と原電の坂佐井本部長は述べ、今年9月の工事完了が厳しい状況にあるとの認識を示しました。

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