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2024年05月27日(月曜日)
飲酒運転で2人死亡の事故 懲役11年
おととし9月、酒を飲んで車を運転して高萩市内で事故を起こし、対向車の2人を死亡させたとして、危険運転過失致死の罪に問われている北茨城市の会社員、小林翔被告28歳に対する裁判員裁判の判決公判が5月24日水戸地裁で開かれました。有賀貞博裁判長は「制限速度の倍以上の速度で走行し、落ち度のない2人を死亡させており、結果は重大なものである」と、判決理由を述べ、懲役11年の判決を言い渡しました。
判決などによりますと、小林被告は、おととし9月11日の午前8時過ぎ、酒気を帯びた状態で、制限速度50キロの高萩市の市道を106キロで走行し、対向車線にはみ出し、乗用車と衝突。車を運転していた53歳の女性と、助手席に座っていた79歳の女性の母親の2人を死亡させたとしています。
検察側は、公判の中で、「前日の深夜まで飲酒したにもかかわらず、予定に間に合わせる為だけに危険運転を行った意思決定は悪質」として、懲役14年を求刑していました。